そろそろ「セックスレス」に
本気で向き合ってみようか。
5歳
2019.06.16

こんにちはライターの5歳です。
ライフワークとして恋愛、結婚、生き方について人生相談に乗っているのですが、最近その中でも多いなと感じる悩みがあります。
それは「セックスレス」ついてです。僕が既婚者で、嫁と仲良しというイメージがあるからか、セックスレスの相談がかなりの頻度で寄せられてきます。

そもそもセックスレスの相談ってなかなか人にしづらいと思うんですよね。ぶっちゃけ話をできる人が周りにいないんですよ。男同士の飲み会などに参加すると、「嫁ともう何年もご無沙汰だよ〜」なんて自虐のようなセックスレス話を聞くことも少なくありませんが、それはあくまでも雑談で真剣に解決しよう!って話にまでには発展しません。しかも男性同士だと口を揃えて「ウチもそうだぞ!!」と相槌を打って、苦し紛れに一同爆笑…なんてことも。もう解決する気ゼロ!!統計では30代夫婦のセックスレスの割合は約50%と言われていますが、そういった飲み会での話を聞いていると納得の数字です。

僕のところにくるセックスレスの相談者は、割と深刻に解消法を探していたりするので、一緒に解決の糸口を探したりします。中には僕のアドバイスでセックスレスを脱出した方もいたので、真剣に考えれば答えは出るかもしれないなと一縷の望みを持っています。

まずはセックスレスを知るためにパターンを分けていきたいと思います。セックスレスは大きく分けて3パターンがあります。

1.男性側が拒否られているパターン
2.女性側が拒否られているパターン
3.両方が求めていない凪状態

大きく分けるとこうなります。まぁここまではシンプルです。ここからさらに細かく分類していきます。

まず、1.2.のパターンでよく見られるセックスレスの型は下記3つ。

・「生理的にもう無理」と感じている【生理的拒否型】。

・タイミングさえ合えば応じてくれ場合もある、【微レ存型】。

・関係性も性欲も健常なのに、愛情の形が変わることで抵抗感が生まれる【家族愛型】。

そして、凪状態にも色々あります。

・お互いに性欲自体がなくなった【無性欲型】このパターンの場合は2人の仲が良かったら何事も問題なく生活出来たりもします。

・夫婦仲も良く、嫌悪感もないけどタイミングを失ってしまった【自然消滅型】これは微レ存型の進化系ですね。タイミングの逃し続けると自然消滅するし一回長期のセックスレスになると戻ってくるのは大変です。

次に、お互いパートナーへ求める事はなくなったものの性欲はあるので外でセックスをする【家庭外発散型】。
このタイプのセックスレスを題材にした「1122」(渡辺ペコ著)では夫婦公認不倫についてかなりリアルに描かれていますよね。
1122の話が出てきましたが、このコラムを書くきっかけになったのがこのマンガなんですよ。読んでいない人の為にさらっとあらすじを書くと、主人公イチコが夫からのセックスを拒否した所から物語が始まります。イチコは夫からの誘いに応えられない罪悪感を払拭するために夫婦公認不倫も提案します。セックスは外でしてくる、それを家庭には持ち込まない。セックス以外では仲良し夫婦が公認不倫をしながらうまくやっていく事が出来るのか!?というのが話の流れです。

ちなみに物語的にはぜんぜん公認不倫が上手くいかなくって、物語の途中では夫が公認不倫の相手にバイオレンスなことをされたりと、その後はお互いギクシャクしちゃったりして公認不倫最高!ってならないストーリー展開をしていきます。心と身体と脳みそは一致しないんですよね。このマンガでは夫婦で解決方法を模索したり色々とチャレンジはするのですが、全然うまくいかなくて、セックスレス問題の解決方法がわからなっていきます。

このように、ざっと挙げてみるだけでも色々なセックスレスの形が存在しているようです。
カップルの数だけ悩みの形は多種多様。
これからLadyknows Voiceのコラムを通じて、各セックスレスの型をそれぞれ分析し、状況に見合った対策を一緒に考えていけたらと思っています。

さてさて、まず取り上げていきたいのは、マンガ「1122」のように夫から誘って妻に断られるパターンなんですが、実は僕も過去に嫁に2回連続で断られて心がポキっと折れた経験があります。ちなみに僕ら夫婦の場合は【微レ存型】でタイミングさえ合えば、、、って感じでなんとなく僕の方から誘う事が多かったと思います。

僕の方も連続拒否をされるまでは「たまにはお誘いしないとね♡」くらいの軽い気持ちで誘っていました。セックスは夫婦のコミュニケーションだと思うし、セックスレスが離婚の原因になる場合もあります。夫婦円満で結婚生活を送っていきたいという願いがありますから、色々と気を遣っているのです。そんな僕のいろいろな想いも虚しく、あの日寝る時にさりげなくおっぱいに触れようとしたお誘いの手は、やんわりと「No」と言うように振り払われたのです。1回目お断りされた時は「っま、こんな事もあるよね!」くらいの気持ちでいましたが、2回目に手を振り払われた時は「これ確実に拒否られている!」とショックを受けました。今こうやって書き出しながら、あの時の悲しみを思い出しています。

僕はスペシャルポジティブな人間で、立ち直りも尋常じゃないくらい早い方なんですが、その僕でさえも心が折れたんです。その事がきっかけで結局半年もの間、立ち上がることができなくなりました。

女性の相談者からも男性に拒否された時に「私って女の魅力がないんだ、、、」とショックを受けたという話はよく聞きます。ヒアリングをしてみると夫婦関係も悪くはないんですよね。でも男性の方は「ちょっと疲れている」とやんわり断り続けたり。中には「お前の事は女として見れない」とハッキリ言われた女性もいました。

僕も断られた側の人間なので、その気持ちは少なからずわかるつもりですが、女性から誘う場合はかなりの勇気がいるんですよね。なんとなく「セックスは男から誘うもの」という世の中全体の雰囲気があるからだと思うのですが、女性から勇気を出して誘ってみて、断られた場合の心的ダメージは僕ら男が想像しているよりもかなり大きいです。

前置きが長くなりましたが、今回はまずひとつ、解決策を考えていきたいと思っています。具体的にかつ有効な方法です。

微レ存型の【夫婦仲は良いけどお互いのタイミングが合わなくてセックスレスになった場合そして男女どちらか片方はセックスを望んでいる】パターンの解決方法を実体験を元に提案していきます。

100人セックスレスがあれば100通りの理由があると思うし、問題を細分化していくとパターンが複雑化するのはしょうがない事なのでそれは許して頂きたい。

まず僕の話をします。嫁に2回断られてどうセックスレスを解消したかです。僕は断られてからの半年間、セックスレスとは別件でちょうど生理の記事を書くために女性ホルモンと生理周期について勉強をしていました。生理は28日周期でやってくるのですが、その間女性の体内では様々なホルモンが分泌され、子宮内では色々な変化が起こり、そして排卵が行われています。そのホルモンの影響でイライラしたり、悲しくなったり、情緒も安定と不安定を繰り返したりします。
その中でも性的にいわゆる「ムラムラ」する時期があります。排卵前〜排卵期です。排卵は個人差はありますが、だいたい生理が終わったあとの1週間前後(あくまでも目安)と考えて下さい。その期間(ムラムラ期)は女性ホルモンのエストロゲンがめちゃくちゃ分泌されています。エストロゲンには女性を美しくさせる作用があるので「嫁がいつもより可愛い!」「彼女がいつもよりキラキラも輝いている!」と感じたら間違いなくエストロゲンが出てます!
そしてこのタイミングこそが月に一度だけのお誘い成功率がズバ抜けて高くなる瞬間なのです!ちなみに僕は嫁と生理スケジュールをルナルナで共有しているので、そのタイミングが手に取るようにわかります。文明の勝利です。

半年の時を経てルナルナに従いの排卵日(ルナルナのカレンダーだと卵胞期ともいいます)の就寝前にツンツンと突いたら成功しました。ルナルナのある今の時代に生まれて良かった。

生理の勉強をしていたらセックスレスも解消できたわけですが、まさに女性ホルモンを制する者は世界を制すのだなと実感しました。

もちろんこの方法で解決できないセックスレスもあると思います。しかし何か少しでもヒントになれたらと。

知ることで何かが変わるかもしれない。

そんな思いで書いてみました。今後もそれぞれの型ごとにまた新しい答えを模索しながら、セックスレスについてみなさんと一緒に考えていきたいと思います。

ライター:5歳
編集:辻愛沙子

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Profile

34歳。嫁と息子2人。
嫁は可愛くて、恐ろしい。
息子達は可愛いくて、可愛い。
そんな4人家族の半径15mの生活。
嫁が快適に生活出来る事を一番に考えながら今日も僕は働いて、そして書く。
普段僕の話を聞いてくれる人はいないので皆さんが聞いて下さい。よろしくお願いします。

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